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毎年3万個の地球が消える

2011年3月6日

筋肉痛の話も一通り聞き終わったこの一週間でした。
東京マラソンに参加した何人もの知り合い達の話は、本当に笑いあり涙ありのものでした。
来年に向けて、もう練習に励んだり、今回の反省点をじっくり考えたりしている話を聞くと、
必ず充実した日々の後に喜びのある日が訪れるだろうなと感心しています。

そんな中、ある人が自分の世界が二つあるのだという話をしていました。
それは、自分の中の世界と自分の外の世界。
マラソンをする事で、練習の時から自分の中の世界について考えたのだそうです。
走りきった後に自分はどう変わっているのだろうかと。
自分の事なのに、その中に知らない自分が存在する事を今更ながらに確認したそうです。
ふだんは ”外の世界” すなわち生活している社会や関わっている人達や大きな意味での地球という世界。
旅行に行ったり、知識を外から得たり、見たり聞いたり体験したりすること。
その ”外の世界” 地球を考えていたりするのだと。

人生を終える時に、周りからすると一つの人生が終わる。
しかし、その本人からすれば、自分の人生の終わりと同時にその人の地球も終わる事なのかと。

年に一度のマラソンに参加している35000人。
毎年それに近い数の人が自ら人生を終えて行く。
実際にその数を見ると本当にいたたまれなく思いました。
そのひとつひとつの地球をもっと大切にしてほしいと思います。