どっぷりカメラの話です。
この1年半くらいLeica M9で撮影しています。
このLeicaは他のカメラとの大きな違いは、
一眼レフでは無いというところです。
それは、レンジファインダーという構造のカメラなのです。
なので、キヤノンやニコン、ペンタックスやハッセルブラッド
といったメーカーのカメラと比べるものではありません。
誤解している人も多いのですが、
デジタルになったのは、カメラではなくてフィルムの話です。
フィルムがアナログからデジタルになったのです。
コダックやソニー、キヤノンといったメーカーが
今、デジタルフィルムを造っています。
そして、そのデジタルフィルムと
それぞれのメーカーのカメラの中の現像エンジンによって
デジタルフィルムを供給されているカメラメーカーの
差が出て来る訳です。
ただ基本的にRAWで撮影しているのであれば、
主なセンサーのメーカーであるコダック、キヤノン、ソニーの差が
あるだけなのです。
話は戻りますが、そんな中なので、
カメラの構造の違うLeicaは特別な
立ち位置にあるのです。
だからキヤノンやニコンなどの一眼レフカメラと
比べるのはナンセンスなのです。
そこで、このLeica M9のどこが良いかというと、
まず構造的にミラーとプリズムがないので、
コンパクトにできる。
そして、ミラーボックスが無いから、
レンズもコンパクトに出来る。
コンパクトなボディとコンパクトなレンズで、
全体にコンパクトに出来る。
しかも性能を下げる事無くできるのです。
コンパクトが何が良いかというと、
撮影が簡単にスムーズに出来る。
撮影の場所を選ばなくてよくなる。
沢山のアングルから被写体を狙うことができる。
疲れないから、クリアな頭で撮影できる。
そして、一眼レフでは無いので、
ミラーショックが無いからブレにくい。
ストロボフラッシュ撮影時にブラックアウトしない。
シャッターレリーズタイムラグが少ない。
撮影範囲外も視野に入るので空間を確認出来る。
短焦点から中焦点まで開放値でのピント精度が良い。
と良いところばかりです。
しかし、これらはフィルムがデジタルになったから、
より良くなったと言えるでしょう。
デジタルフィルムの高画素化、高感度化。
アナログフィルム時代だったら35ミリサイズだと
そんなに大きく画像を伸ばせなかったが、
デジタルだと35ミリサイズでも高解像できる。
巻き上げも無くなったので、連続的に撮影する場合でも
ファインダーを覗いたままで行える。
と今回はこの辺で、また次回につづく、、、。