新しいから良い訳ではない?

2011年5月3日

ちょっとLeica M9のオマケの話なので、
興味のある方だけ読んでください。

デジタルフィルムのカメラは記録メディアが
必要になります。
M9はSDカードになります。
で、お奨めはSanDiskのカードです。
しかもUltraシリーズです。

愛用しているのは、Ultraプラス という物で、
折るとUSBになるやつなんですが、もう販売
終了になっているので、見つけたら安く交渉
して購入をすすめます。

なんで今更Ultraなんだと不思議に感じると思い
ますが、実はM9の現在最新ファームウェアでは
ExtremeシリーズよりもUltraの方が読み込みも
書き込みも断然高速に処理しているのです。

たぶんカメラの開発時にUltraシリーズで設計
したのだと思われます。
もしくはCCDのデータ転送にたまたま相性が
良かったのかもです。

僕の実験によると
M9でシャッターをソフト+分離に設定して、
Sモードで連続的にレリーズしたときは、
Ultraの場合
ISO160で連続13コマ、全転送終了まで11秒
それに対してExtremeの場合
ISO160で連続9コマでレリーズ出来なくなり、
転送中の表示になり
全転送終了まで19秒かかります。

分かりやすく言うとUltraは13枚撮って11秒休み
Extremeは9枚撮って19秒休み という事です。
ちなみにカメラ側で感度を上げISO800にすると
Ultraでも8枚撮って11秒休みになります。
4GB 8GB 16GBの容量での差はありません
でした。

どちらにしても連続撮影する訳ではないので、
そんなに重要に考える事も無いと感じますが、
それがそうでもないのです。
使ってみるとわかるのですが、
1コマ撮って次のコマを撮る時のモタツキ感が
微妙に違うのです。
なので、すぐにシャッターが切れなくなると、
嘆いているM9ユーザーの方は、ファームウェア
の更新までは、SanDiskのUltraでISO160を
試してみてください。

意外にもカメラの話が好評なので
少し驚いています。
皆さんこーゆーの知りたいのですね〜。

追記です。
SDカードとの個体差による相性がかなりある
ので、カードを買う時はM9を持参して、
カード購入後にすぐにフォーマットして
試写することをすすめます。