今更ですが 1

2011年5月21日

今更ですが、時々デジタル写真の事で聞かれる
なかに、RAW JPEG TIFFがあるのですけど、
いったい何なんでしょうね?
で、今更ですが分かる範囲でお答えします。
まずRAWと行きたいところですが、これから
話すと勘違いしやすいので、あえてJPEGから
にしますね。
JPEGとは、農協やEUみたいな組合や団体の
名前なんです。
Joint Photographic Experts Group
継ぐ 写真 専門的 団体(直訳)です。
ちょうどインターネットで画像をやりとりする
のが多くなったころに、それぞれが独自に画像
のファイル形式を使っていると、お互いに困る
ことがあったので、統一した規格をつくろうか
な〜ってことで、JPEG保存形式が出来たそう
です。で、ネット環境もまだまだだったので、
圧縮して軽くして送りやすくする事を念頭に
作られた保存形式なのです。
圧縮というのは、簡単にいうと折り畳む技術
間引く技術です。
例えば、赤い点が沢山並んでいるとしたら、
赤赤赤赤赤赤赤を2個とばしにして
赤  赤  赤にすることでデータ量を減らし
ても、あとから間を足してね ってやっとけ
ば、問題ないよな〜ってことなんです。
ただ、抜けた間のデータはやっぱり無いデータ
なので、繰り返し開いて閉じてとやっていると
本当にお隣さん赤だったけ?てことになり、
画像が劣化していくのです。なので、使い勝手
は抜群に良いけど、細かいところになると、
うーん って事になりかねない形式なんです。
ただ、メールやWEBなどや、どんなPCでも
見る事や作業が出来るので便利なんですね。
ということで、よく聞くJPEGで撮影とか、
JPEGで撮ったとか、JPEGで充分とかは、
正しい日本語ではないのです。
正しくは撮影したデータをカメラ内で現像処理
をした画像データを畳んで間引くみんなで使え
る保存形式のJPEG保存する。もしくはそれで
充分です。なのです。
ということで、JPEG撮影ってことは、カメラ
の中でそれぞれのメーカー好みの現像処理を
した写真ですよ ってことです。
ここで勘違いしてはいけないのは、JPEGで充
分って意味は、データサイズが充分ってことで
は無い事です。よく雑誌や製版印刷の現場で
JPEGで充分を使いますが、JPEGだから充分
ではなくて、たまたま最近の一眼レフデジタル
カメラの画素数が多くなったので、データサイ
ズがホントにたまたま足りているという事です
もっと言うと、サイズが合っていれば保存形式
はJPEGでも構わないということなんです。

と、とりあえず次回につづく